残念な湿式柱状改良
先日、通りがかりに湿式柱状改良工事をされていたので見させてもらいました。
が、ちょっとイケてない点が
まず、供回り防止翼が無いではありませんか
供回り防止翼というのは掘削翼の上にある独立した翼です。
改良径よりも大きいので、掘削孔の淵で固定されて動きません。
オーガーの回転は別となるため、土を切り、オーガーと土が一緒に塊に
なって回ってしまうのを防止します。
供回り防止翼が無いと、オーガーの周りに土がくっついたままになり、
セメントミルクがしっかりと混合・撹拌できない可能性があります。
この供回り防止翼が付いていても、付ける位置を間違えていたり、
径が撹拌翼と同じか小さくて一緒に回転してしまい、役割が全く果たされて
いないものも見たことがあります。
さらに先端の掘削翼のツメも一つ無かったり・・・。
消耗品なので、しっかりとメンテナンスしないといけないものです。
施工についても、当社よりは当然撹拌・掘進スピードは速かったです
速いことは良さそうに思えますが・・・
柱状改良においてはそうではないのです
供回り防止翼を付けたり羽根を多くしたりと工夫してみても、掘進・撹拌スピードが
速いとセメントミルクと土がよく混ざらないことが多いので、当社では土の様子を
見ながらじっくりとしっかりと丁寧に混ぜます!!
柱状改良は、いかにセメントミルクと土をよく混ぜるかということが命です。
同じ深度、同じ本数、同じ固化材量を使用していても、施工方法によっては
施工不良となってしまいます。
ゆえに、スピードが速すぎる施工には要注意です
帰り際に完了後の現場の様子も見てみましたが
う~~~~ん
工務店様は立派な会社でこだわりの家を建てておられるだけに、
非常に残念に思いました当社のホームページです
ぜひアクセスして下さい
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